投資信託

投資信託VISTAとは・・・

 投資信託VISTAは現在注目を集める投資信託のひとつです。
 「VISTA」とは、ベトナム(V)、インドネシア(I)、南アフリカ(S)、トルコ(T)、アルゼンチン(A)のことで、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)に続く投資先として注目されているのです。
 経済研究所では、通貨危機のようななんらかのショックが起こらない限りには、VISTA5ヶ国の経済規模は50年後には28倍になるという予測を見込んでいます。その成長予測の要因のひとつに豊富な天然資源が挙げられ、資源の多くを自国でまかなえることは大きなメリットといえます。例えばインドネシアの天然ガスは、世界一の輸出量を誇っていますし、南アフリカの金鉱は世界一の生産量があります。その他にもベトナムの原油、石炭やアルゼンチンの鉄、銅などもあります。
 そしてまた、VISTA諸国の労働力は増加傾向にあるということです。個人消費の伸びも日本と比べると平均3倍以上ということです。さらに、純資産残高でも南アフリカはすでに863億円もあり、トルコも334億円。アルゼンチン23億円でもBRICsの一角であるロシアを上回っています。

投資信託・ブンさんについて

 投資信託ブンさんとは、主に大和投資信託で販売している「りそな・世界資産分散ファンド」のことで、愛称をブンさんと言います。
 ブンさん(りそな・世界資産分散ファンド)の投資運用は、マザーファンドを通じて海外の公社債、不動産投資信託証券及び株式にそれぞれ3分の1ずつを目処に投資。その投資によって、安定的な配当等収益の確保と値上がり益の獲得することにより、信託財産の中長期的な成長を目指す、という運用方針のようです。発行は大和投信、バランス型、毎月決算の投資信託で、最小申込単位が10000円から1円単位で購入可能です。そして、外貨建資産については為替ヘッジを行っていないため通貨を分散運用するという特徴も持っています。
 また、投資信託ブンさん(りそな・世界資産分散ファンド)には、シリーズがあり大江戸ブンさん、埼玉ブンさん、りそちゅーブンさん、京・近江ブンさん、上方ブンさん、多摩ブンさん、はまのブンさん、ひょうご元気ブンさん などがあります。これらは、国内株式に関しては主に、各地方企業の株式に投資する方針のようで地域の発展に貢献することを目的にしています。

ピクテと投資信託

 ピクテは、10世紀初頭から続くピクテ家を中心に、スイス・ジュネーブで設立されたプライベート・バンクから始まります。1805年に設立されたピクテは、フランス革命以降の欧州動乱のなかで、王侯貴族の資産保全に努め、以来200年間、王侯貴族をはじめ、主に欧州の富裕層に対する資産の運用・管理のサービスに専念した業務展開を行っていたようです。
 1900年にスイスから欧州株式に投資するミューチュアル・ファンドを設定したことがピクテの投信業務のスタートです。その後、1910年には米国の急成長企業を投資対象としたファンドを開始しました。
 日本では、1981年に日本経済や株式市場の調査を目的に東京事務所を設立、その後、1987年には投資顧問会社として登録、機関投資家向け運用サービスを開始しました。そして、1997年から投資信託業務を開始しました。200年に及ぶ経験と知識によって築き上げられた、ピクテの考える資産運用の成功の鍵は@長期投資、A分散投資、B一貫した運用哲学と考え、長期安定に最大の注力をしているのが特徴です。